FLAT4では、1930年〜1970年代のVINTAGEジュークボックスを中心に、
当時の雰囲気を味わえるようオリジナルスタイルにこだわり、1台1台丁寧にレストアし販売しております。
下記「FLAT4 VINTAGE JUKEBOXラインナップ」をご覧ください。

ジュークボックススタッフ募集中!

++ What is Jukebox? ++

アメリカの古き良き時代を象徴する
「ジュークボックス」

1800年代後半、それまでオーケストラによる生演奏でしか聞く事が出来なかった“音楽”を、「いつでも好きな時に好きな場所で」という人々の願いから誕生した「自動演奏楽器」。
1877年にエジソンが初めて音の録音に成功し、蓄音機を発明後、円盤型のレコード(1887年)や3極間真空管を使った増幅器(1906年)、真空管を使ったラジオ放送(1920年)など、様々な技術革新を経て、遂に1927年、「複数の円盤型レコードの中から好きな曲を選んで演奏する電気式の蓄音機」が登場。
これが「ジュークボックス」の始まりと言われ、その後、アメリカでの禁酒法が廃止された1930年以降になると、コインを投入して演奏する商業機器として街中のレストランやバーに次々とジュークボックスが導入され、人々は"音楽"をより身近なモノとして楽しめる様になった。
やがて、ジャズやR&B、ロックンロールなど様々な音楽スタイルが登場した1950~1960年代には、ジュークボックスから流れるヒットソングを聴きながら、お酒や食事を楽しむといったエンターテインメントの中心的存在となり、まさにアメリカン・ポップス全盛期の古き良きアメリカを象徴する工業製品となった。

ジュークボックスの仕様変遷

1930年代当初に製造されていたモデルは、「SP盤」と呼ばれる78回転の12インチレコード仕様で、オークウッドやマホガニーといったウッドキャビネットで作られている事から"Golden Age"と呼ばれた。真空管を使ったメインアンプや大径のモノラルスピーカーを搭載し、肉声に近い温もりのある音質が特徴。
1940年代~1960年代前半は、戦後の景気回復とともに、それまで軍事用に使われていた金属やプラスティックが多様出来るようになり、煌びやかなデコレーションを施したモデルが登場。眩いクロームメッキが多い事から"Silver Age"と呼ばれた。
また、ジュークボックス用に改良された45rpmの7インチレコード(EP盤)が普及し、収容曲数も大幅に増加。さらに、音質もモノラルからHi-Fi、ステレオへと進化していき、より臨場感溢れる音楽が再現されるようになる。その後、1960年代後半には、低コストで耐久性に優れたトランジスタアンプが登場。低域から高域までメリハリのある迫力のサウンドを奏でるようになった。
その後、エレクトロニクス技術の進歩によってミュージックプレーヤーもアナログからデジタルへと移り変わるとともに、アナログレコードやジュークボックスは街中から姿を消していった。

しかし、その魅力は色褪せる事無く、美しい装飾や温もりのあるサウンドなど、今も世界中のジュークボックスファンから愛されており、FLAT4では、それらの1930年~1970年代のVINTAGEジュークボックスを中心に、当時の雰囲気を味わえるようオリジナルにこだわって1台1台丁寧にレストアを施し、FOR SALEしております。

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++ JUKEBOX Manufacturer ++

Wurlitzer
1856年、Rudolph Wurlitzer(ドイツ人)がアメリカオハイオ州にて、ピアノの輸入や自社製造を行う「Rudolph Wurlitzer Company」を設立。1933年にコイン式のジュークボックスを製造開始後、デザイナー"Paul Fuller"による色鮮やかなプラスティックやバブルチューブなど美しいデザインのモデルが大ヒットし、"Golden Age"と賞賛された。1960年代には、ドイツに子会社「Deutsche Wurlitzer GmbH」を設立し、1974年にUS Wurlitzer撤退後も、レーザーディスクや復刻版モデル、デジタルタイプのジュークボックス等を製造・販売してきた。

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J.P. Seeburg Piano Company
1907年、アメリカイリノイ州シカゴに設立された「J.P. Seeburg Piano Company」は、当初ペーパーロール式ピアノやオーケストリオンなどの製造を手掛けていたが、1928年に、電気アンプを使ったコイン式のジュークボックスを製造。その後、離れた場所から操作出来る"Wall-O-Matic"や、78rpmレコードでの両面再生も可能とした"Select-O-Matic"など、独自の技術とアイディアでジュークボックスシーンを牽引。1960年代にはヨーロッパ等にも輸出し、世界的有名ブランドとして1979年まで製造販売を行った。

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Rock-Ola
1927年、アメリカイリノイ州シカゴに設立された「Rock-Ola」社は、ピンボールやスロットマシン、テーブルゲームなど様々なアミューズメントマシンをリリースし、メジャーブランドとして成功を遂げる。1935年に初のジュークボックスを製造し、アミューズメントマシンで培った幅広い技術力と独創的なデザインで数々のモデルをリリース。1990年代には、Antique Apparatus社と合併し、ROCK-OLAブランドとしてノスタルジックなデザインのCDタイプジュークボックスを復刻させる。

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AMi Co.(Automatic Musical Instrument Company)
1909年にアメリカミシガン州に創設されたピアノ工場が、1925年に「AMi Co.(Automatic Musical Instrument Company)」としてジュークボックスの開発に着手。2年後の1927年には、世界初の電気アンプを使った選曲式のジュークボックスをリリースし、その後も美しいデザインと優れた技術力を併せ持つトップブランドとして、ヨーロッパ各地でライセンス販売する他、ドイツでは、ROWE/AMIブランドとしてジュークボックスが製造・販売された。

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The Victor Talking Machine Company
1927年、アメリカ"The Victor Talking Machine Company"の日本法人として国内の蓄音器販売を目的に創立された「日本ビクター蓄音器株式会社」は、その後、ラジオやジュークボックス、オーディオ、テレビなど様々な機器を手掛ける国内ブランド。

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soundleisure
1978年、イギリスヨークシャーに設立された「サウンドレジャー社」は、往年の名機をデザインしたクラシックスタイルの45rpm EPレコードタイプをはじめ、CDやデジタルモデルのJUKEBOXを製造販売。最新のデジタル技術を使ったプレイヤーやミュージックアンプを搭載し、1台1台ハンドメイドで製造、組み立てが行われており、こだわりのジュークボックスは世界中から注目を浴びている。FLAT4では、2019年、国内唯一となる正規代理店として、同社が扱う『クラシックジュークボックス』シリーズをラインナップ。
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